全国的にも自粛が解除され、観光や旅行へ行きたいと思っている人は多いでしょう。やはり温泉地は日本人の癒しの場です。コロナ自粛で疲れた身体を休めるには持ってこいの場所なのです。しかしやはり感染の心配をしている人は多いのではないでしょうか?他人同士が裸で入る施設のため、不安も大きくなるものです。今はどこの観光地でも感染予防を徹底しています。定期的な消毒や洗浄は行われているので、過剰な心配をし過ぎないように。温泉は他人との接触や共有も多いため、自分でできることをきちんとすることが重要なのです。

温泉旅行での注意ポイントは、温泉の湯船よりも脱衣所にあります。実はお湯の中やプールの中で、感染が確認されている例はほとんどないのです。石鹸やシャンプーを使って洗ったり、お湯で流したりしている状況では感染する確率も少ないのでしょう。新型コロナウイルスは石鹸で消滅するので、お湯に入る前と入った後は身体を洗うように。通常時でもお湯に入る前は掛け湯をして身体を綺麗にする習慣があるので、そこをいつもより念入りにすると考えます。そしてお湯に入る時は、他人との間隔を1~2m開けてくつろぐように。タオルなども温泉には付けないように注意が必要です。一方ロッカーや脱衣棚、椅子やドライヤーなどを介すことで感染リスクも高まるのです。
温泉地では、脱衣所での人数制限や使えるロッカーの制限などを決めるなどの工夫がされています。その上で徹底した方法で自分を守ることが大切になってきます。まずタオルは自分専用を使うことはもちろん、ドライヤーも共用のものは避けた方が無難です。イスや体重計などもこの時期は使わない方が良いでしょう。温泉に入った後は脱衣所でくつろぎたくなりますが、できるだけ短時間で外へ出て人の少ない所で休みます。脱衣所に入る前と出た後の、手洗いと消毒は必ずしてください。これだけで随分感染を防ぐことが可能になってきます。裸足で歩くため、床などを通してウイルスに感染することもあり得ます。
もし宿泊を兼ねた施設で部屋に個別のお風呂が付いているなら、部屋に戻った後に足を洗うと安心です。このコロナウイルスとくつろぐ目的で訪れる温泉ですが、新型コロナウイルスと上手に付き合うために、予防しながら楽しんでください。一人一人の気の遣いが、多くの人の健康にもつながっていきます。制限があるのは仕方のないことなので、今はできる範囲で注意しながら行動してください。