京都旅行に訪れた際に、温泉や旅館に泊まる人も多いはずです。京都の温泉や旅館に泊まった時の楽しみの一つに、夜の豪華な夕食もありますが、意外に意識されないのは朝食もかなり凝っていて美味しい事です。そこで温泉や旅館に泊まった時の定番や、食べたくなる朝食について紹介します。

京都というと山の幸をイメージしがちですが、意外と海の幸も充実した旅館が多くいです。定番は塩鮭やアジの干物を焼いた焼き魚や、サバの味噌煮やワカサギなどの甘露煮です。それ以外に旬の魚を使った刺身など、夕食に遜色のない豪華な料理が食べられる旅館まであります。また川魚も周辺で取れるので、通年イワナやヤマメを使った塩焼きや刺身などの料理や、春から秋にかけては地元の天然アユを使った塩焼きなどを食べる事ができます。ブリやカニなどを使った、上品なお吸い物が食べられる旅館もあります。
次に定番として有名な大豆や黒豆の産地が近いので、様々な豆を使った料理として豆腐や煮豆などが出てきます。凝った朝食を出す旅館では、豆乳を使った作り立てのザル豆腐や、生湯葉をつかった刺身や煮物などの料理や、豆乳の味噌汁や鍋が食べられます。大豆まで育っていないまだ青い状態の枝豆を使った混ぜご飯や、枝豆豆腐の食べられる旅館もあります。
他にも旬の京野菜を使った、煮物も定番として食べられます。四季のそれぞれのシーズンで、春のタケノコや秋のナスや秋のサトイモや栗や冬のかぶらなどを使った様々な料理を食べる事ができます。いずれも京野菜なので、全国的にあまり出回っていないものもあるため、折角旅館に泊まったのだから食べないと勿体ないです。定番料理の煮物も、出汁をしっかりとって薄味で作られているため、食材本来の旨みが引き立てられています。浅漬けなどの漬物や、京野菜を使った酢の物やサラダもおすすめの料理です。
それ以外は、旅館の定番の朝食は卵料理です。温泉で有名な旅館では、硫黄のかおりがする温泉卵が定番として出ます。また目玉焼きや卵焼きや、卵かけごはん用の生卵も定番メニューででます。だけど食べて欲しいのは、京風の出汁をしっかり取って作られた厚焼き玉子です。
朝食で和食以外に、若者向けの洋食でパンを出す旅館も増えてます。だけど敢て京都の旅館に泊まって食べるのなら、ご飯がおすすめです。何故ならかまどを使って作られた、ご飯に拘った旅館も多いからです。京都は水も美味しい地域なので、かまどで炊いたお米も一味違います。